レクサスISは旧型もかっこいい!魅力と後悔しないための中古選び

レクサスISは旧型もかっこいい!魅力と後悔しないための中古選び レクサス
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「レクサスISの旧型って、今見ても本当にかっこいいな」と感じていませんか。流麗でスポーティなデザインは、新型が登場した今でも多くのドライバーを魅了し続けています。その一方で、いざ購入を考えると、旧型の評価やパワフルなIS350の魅力、そして「そもそもISはスポーツカーですか?」といった素朴な疑問も浮かぶことでしょう。

また、中古で旧型を探す際には、ISの欠点や維持費に影響するレクサスISの燃費はどのくらいなのか、といった現実的な問題も気になるところです。歴史を遡って何の後継車ですか?とルーツを知りたくなるかもしれません。

さらに、レクサスISを取り巻く最新情報、例えば現行IS300hの新車価格はいくらですか?という問いや、レクサスIS300とIS500は廃止されるの?という噂、待望のISの新型はいつ発売ですか?といった未来の動向、そして残念ながら避けては通れないレクサスの盗難が多い理由は何ですか?という不安まで、知りたいことは多岐にわたるはずです。

この記事では、そうした疑問や不安を一つひとつ解消し、「レクサスISの旧型を選んで本当に良かった」と心から思えるような、詳細でバランスの取れた情報をお届けします。

記事のポイント
  • レクサスIS旧型がかっこいいと評価される理由
  • 購入前に知っておくべきISの欠点や維持費
  • IS300/IS500の生産終了や新型モデルに関する最新動向
  • 効果的な盗難対策と中古車選びの具体的なポイント

なぜレクサスISの旧型は今もかっこいいのか

  • 旧型の高い評価とIS350の魅力
  • そもそもISはスポーツカーですか?
  • ルーツを探る、何の後継車ですか?
  • 中古で旧型を探す場合の注意点
  • 購入前に知りたいレクサスISの欠点

旧型の高い評価とIS350の魅力

旧型の高い評価とIS350の魅力
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レクサスISの旧型、特に2005年から2013年の2代目や2013年以降の3代目は、現在でも中古車市場で高い評価を受けています。その理由は、時を経ても色褪せないデザイン性と、レクサスブランドならではの信頼性や品質の高さにあります。

2代目は丸みを帯びつつも引き締まったフォルムが特徴で、3代目はレクサスの象徴であるスピンドルグリルを大胆に採用し、よりシャープでアグレッシブな印象へと進化しました。これらのデザインは、多くのユーザーから「かっこいい」という声が上がる大きな要因です。内装に目を向けても、上質な素材を惜しみなく使用しており、年式を感じさせない高級感を保っている個体も少なくありません。

その中でも特に「IS350」は、走りを重視するドライバーから絶大な支持を集めています。搭載される3.5L V型6気筒エンジン「2GR-FKS」は、最高出力318psというパワフルなスペックを誇ります。アクセルを踏み込めば、官能的なエンジンサウンドとともに、胸のすくような力強い加速を味わうことが可能です。静粛性が高い室内だからこそ、あえてエンジンサウンドを室内に聞かせる「サウンドジェネレーター」が搭載されるほど、その走りは魅力的です。

このように、旧型ISは見た目の美しさだけでなく、IS350に代表されるような運転する楽しさも兼ね備えている点が、今なお高く評価される理由と考えられます。

そもそもISはスポーツカーですか?

そもそもISはスポーツカーですか?
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レクサスISは「スポーツカーですか?」という問いに対しては、「純粋なスポーツカー」というよりは「コンパクトFRスポーツセダン」と定義するのが最も的確です。

その理由は、ISが追求している価値にあります。ISは、運転の楽しさを提供するFR(後輪駆動)プラットフォームを基本骨格とし、シャープなハンドリング性能やエンジンの応答性を重視して開発されました。特にサーキット走行も視野に入れた「F SPORT」グレードは、専用のサスペンションや内外装を備え、スポーツカーに迫る運動性能を発揮します。

しかし、ISは同時に「レクサス」ブランドの一員です。そのため、スポーツ性能一辺倒ではなく、日常使いにおける快適性や静粛性、そして上質な乗り心地も高いレベルで両立させています。2人乗りで実用性が限られるようなスパルタンなスポーツカーとは異なり、5人乗車が可能で、セダンとしての利便性も確保されているのです。

言ってしまえば、ISは「普段は快適な高級セダンとして、時にはスポーティな走りも存分に楽しめる」という、懐の深いキャラクターを持っています。この絶妙なバランスこそが、ISを単なるセダンでもスポーツカーでもない、唯一無二の「スポーツセダン」たらしめているのです。

ルーツを探る、何の後継車ですか?

ルーツを探る、何の後継車ですか?
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レクサスISのルーツを辿ると、日本国内で販売されていた「トヨタ アルテッツァ」に行き着きます。つまり、ISはアルテッツァの実質的な後継モデルにあたります。

初代アルテッツァは1998年に登場し、「コンパクトなFRレイアウトのスポーツセダン」として、駆け抜ける歓びを追求するBMW 3シリーズなどをライバルに据えて開発されました。その運転の楽しさやカスタムのしやすさから、多くの車好きに愛されたモデルです。

1999年、トヨタは海外のプレミアム市場向けにレクサスブランドからISを投入します。この初代ISは、アルテッツァをベースとしながらも、より上質な内外装と、直列6気筒エンジンによる滑らかな走りを特徴としていました。

そして2005年、日本国内でレクサスブランドが正式に展開を開始したタイミングで、アルテッツァは国内での販売を終了。2代目へとフルモデルチェンジしたISが、その後継として日本市場に導入されたのです。

このように、ISはアルテッツァが切り開いた「国産コンパクトスポーツセダン」という系譜を受け継ぎ、レクサスブランドならではの高級感と品質を加えて昇華させたモデルと言えます。

中古で旧型を探す場合の注意点

中古で旧型を探す場合の注意点
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魅力的なレクサスISの旧型を中古で探す際には、いくつか注意すべきポイントがあります。これらを事前に把握しておくことで、購入後の失敗や後悔を避けることができます。

まず最も大切なのは、車両の状態を丁寧に見極めることです。特に2代目のIS(2005年~2013年)では、ダッシュボードや内張りが経年劣化でベタついてくるという特有の事象が報告されています。対策品に交換されているか、あるいはリペアされているかを確認することが求められます。

次に、メンテナンス履歴の確認です。レクサス車は定期的なメンテナンスが性能維持の鍵となります。正規ディーラーでの点検記録簿がしっかりと残っている車両は、適切な管理がされてきた可能性が高く、信頼性が高いと考えられます。逆に、記録が不明瞭な車両や、極端に価格が安い車両には何らかのリスクが潜んでいる可能性があるため、慎重な判断が不可欠です。

また、3代目(2013年~)以降のモデルを狙う場合は、年式によって安全装備が異なる点に注意しましょう。例えば、2016年のマイナーチェンジで予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」が標準装備化されました。より高い安全性を求めるのであれば、このマイナーチェンジ以降のモデルを選択するのが賢明です。

最後に、信頼できる販売店を選ぶことも重要です。可能であれば、レクサス認定中古車(CPO)を扱う正規ディーラーでの購入が最も安心感があります。CPOは厳しい基準をクリアした車両のみが認定され、手厚い保証も付帯するため、中古車選びの不安を大幅に軽減してくれるでしょう。

購入前に知りたいレクサスISの欠点

購入前に知りたいレクサスISの欠点
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レクサスISは多くの魅力を持つ一方で、購入前に理解しておくべきいくつかの欠点も存在します。これらは主に、そのスポーティな成り立ちに起因するものです。

コンパクトさゆえの室内の狭さ

最も多く指摘される欠点の一つが、室内空間、特に後部座席の狭さです。流麗なルーフラインとFRレイアウトを採用しているため、後席の足元や頭上空間にはあまり余裕がありません。大人の男性が長時間乗車するには、少し窮屈に感じる可能性があります。ファミリーカーとしての利用を主目的とする場合は、同乗者の快適性を考慮し、実際に後席に座って広さを確認することをおすすめします。

収納スペースの少なさ

デザイン性を優先した結果、グローブボックスやセンターコンソール、ドアポケットといった収納スペースは、実用的なセダンと比較すると限定的です。日常的に多くの小物を車内に置きたい方にとっては、少し不便に感じるかもしれません。

硬めの乗り心地

スポーツセダンという性格上、サスペンションは比較的硬めに設定されています。特に「F SPORT」グレードやインチアップされたホイールを装着した車両では、路面の凹凸をダイレクトに拾いやすく、「乗り心地が硬い」と感じる人もいます。滑らかな路面での安定性やハンドリングは素晴らしい一方で、荒れた路面では突き上げ感が気になる場面もあるでしょう。快適性を最優先する方は、標準グレードや「version L」を試乗して比較検討するのが良いでしょう。

これらの欠点は、ISが何を重視して作られた車であるかの裏返しでもあります。スタイリッシュなデザインや走りの楽しさと、実用性とのトレードオフを理解した上で選ぶことが、購入後の満足度につながります。

かっこいいレクサスISの旧型購入で知るべき事

  • 維持費に関わるレクサスISの燃費は?
  • レクサスの盗難が多い理由は何ですか?
  • 参考情報:IS300hの新車価格はいくらですか?
  • IS300とIS500は廃止されるの?
  • ファンが待つISの新型はいつ発売ですか?

維持費に関わるレクサスISの燃費は?

維持費に関わるレクサスISの燃費は?
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レクサスISの燃費は、搭載されるパワーユニットによって大きく異なります。維持費を考える上で重要な要素となるため、それぞれの特徴を把握しておくことが大切です。

パワーユニットモデル例燃費(WLTCモード)使用燃料
2.0L 直列4気筒ターボIS30012.2km/L無鉛プレミアムガソリン
2.5L 直列4気筒ハイブリッドIS300h18.0km/L無鉛レギュラーガソリン
3.5L V型6気筒IS35010.7km/L無鉛プレミアムガソリン

表からも分かる通り、最も燃費性能に優れるのはハイブリッドモデルの「IS300h」です。WLTCモードで18.0km/Lという数値は、このクラスのFRセダンとしては良好な値と言えます。使用燃料がレギュラーガソリンである点も、日々の燃料代を抑える上で大きなメリットです。

一方、ガソリンモデルである「IS300」や「IS350」は、走行性能を重視しているため、燃費性能ではハイブリッドモデルに及びません。特にIS350はパワフルな分、燃料消費も多くなる傾向があります。また、両モデルとも使用燃料はハイオク指定となるため、燃料代はIS300hに比べて高くなります。

ただ、実際の燃費は運転スタイルや走行環境(市街地、高速道路など)によって大きく変動します。スポーティな走りを楽しめば燃費は悪化しますし、エコドライブを心がければカタログ値に近づけることも可能です。ISを選ぶ際は、自分が求める走りと維持費のバランスを考慮して、最適なパワーユニットを選択することが求められます。

レクサスの盗難が多い理由は何ですか?

レクサスの盗難が多い理由は何ですか?
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レクサス車、特にISを含む人気モデルの盗難が後を絶たない背景には、いくつかの複合的な理由が存在します。

高い海外での需要と換金性

第一に、レクサスブランドは海外、特に新興国や紛争地域などで非常に高い人気と信頼を得ています。そのため、盗難された車両が不正に輸出され、高値で売買されるというルートが確立されているのです。部品単体でも価値が高く、解体されてパーツとして売却されるケースもあります。この高い換金性が、窃盗団にとって格好のターゲットとなる大きな理由です。

進化する盗難手口「CANインベーダー」

そしてもう一つは、盗難手口の高度化です。近年、「CAN(キャン)インベーダー」と呼ばれる手口が急増しています。これは、車両の制御システム(CAN)に外部から特殊な機器を接続し、ドアの解錠からエンジンの始動までを短時間で行ってしまうというものです。従来の警報システムを無効化してしまうため、オーナーが気づかないうちにあっという間に盗まれてしまいます。

これらの理由から、レクサスオーナーには高い防犯意識と、複数の対策を組み合わせることが不可欠です。純正のセキュリティシステムだけに頼るのではなく、物理的な対策(ハンドルロック、タイヤロック)や、後付けのセキュリティシステム、GPS追跡装置などを導入することが、愛車を守る上で極めて有効な手段となります。

参考情報:IS300hの新車価格はいくらですか?

参考情報:IS300hの新車価格はいくらですか?
IS300h レクサス公式

中古の旧型を検討する際、比較対象として現行モデルの新車価格を把握しておくことは有益です。2025年7月現在、レクサスの公式サイトによると、ハイブリッドモデルであるIS300hの主なグレードと新車価格(消費税込)は以下のようになっています。

グレード名パワートレイン駆動方式価格(消費税込)
IS300h2.5Lハイブリッド2WD(FR)5,270,000円
IS300h “F SPORT”2.5Lハイブリッド2WD(FR)5,810,000円
IS300h “version L”2.5Lハイブリッド2WD(FR)6,010,000円

最もベーシックなグレードで約527万円からとなり、スポーティな内外装を持つ「F SPORT」が約581万円、豪華装備が特徴の「version L」が約601万円という価格設定です。

これらの価格は、中古車を選ぶ際の重要な判断基準の一つになります。例えば、年式が新しく走行距離の少ない中古車が、新車価格とあまり変わらない値段で販売されているケースもあります。その場合、もう少し予算を足して最新の安全装備や機能を備えた新車を選ぶという選択肢も視野に入ってくるでしょう。

逆に、ある程度の年数が経過した旧型モデルであれば、新車価格の半額以下で手に入れることも可能です。自分の予算や求める価値(新しさ、走行性能、装備など)と照らし合わせながら、最適な一台を見つけるための参考情報としてください。

IS300とIS500は廃止されるの?

IS300とIS500は廃止されるの?
IS500 レクサス公式

はい、レクサスISのラインアップのうち、2.0Lターボエンジンを搭載する「IS300」と、5.0L V8エンジンを搭載する「IS500」は、生産終了となることが公式に発表されています。

レクサスの公式サイト上では、これらのモデルについて「2025年11月をもって生産終了する運びとなりました」と明記されており、注文が11月までの生産台数に達した時点で販売終了となる旨がアナウンスされています。

この背景には、世界的に厳しくなる排出ガス規制や燃費基準への対応があると考えられます。自動車メーカー各社は、ラインアップの電動化(ハイブリッド、PHEV、EV化)を加速させており、純粋なガソリンエンジンモデル、特に大排気量モデルは存続が難しい状況にあります。

この決定により、IS300の軽快なターボエンジンの走りや、IS500の希少な自然吸気V8エンジンがもたらす圧倒的なパフォーマンスとサウンドは、新車で手に入れることができなくなります。これらのモデルに魅力を感じている方にとっては、非常に残念なお知らせと言えるでしょう。

今後、中古車市場ではこれらのモデルの希少価値が高まる可能性も考えられます。新車での購入を検討している方は、販売店に在庫状況や注文の可否を早急に確認することが賢明です。

ファンが待つISの新型はいつ発売ですか?

ファンが待つISの新型はいつ発売ですか?
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現行の3代目レクサスISは2013年に登場し、2020年に大幅なマイナーチェンジを受けましたが、基本的なプラットフォームは長期間にわたって使用されています。そのため、多くのファンや自動車評論家の間では、次期型となる完全な新型モデルの登場が待たれています。

複数の自動車情報メディアによると、レクサスISの次期型(4代目)は、2025年の後半、特に12月頃に発表・発売されるのではないかと予測されています。

ただ、2025年7月現在、レクサスからの公式な発表はまだありません。そのため、これらの情報はあくまで予測の範囲内と捉えておくのが適切です。

次期型ISは、最新のデザイン言語を取り入れた内外装や、新しいプラットフォームの採用による走行性能の大幅な向上が期待されています。また、現在の自動車業界の流れを考えると、ハイブリッドシステムをさらに進化させたモデルや、将来的には完全な電気自動車(BEV)版の登場も視野に入っている可能性があります。

IS300やIS500といったガソリンモデルが生産終了となる中で、次期型ISがどのようなパワートレインを揃えてくるのか、そしてスポーツセダンとしてのキャラクターをどう進化させるのか、今後の公式情報から目が離せません。

まとめ:やはりレクサスISは旧型もかっこいい

  • レクサスISは現行型だけでなく旧型もスタイリッシュで人気が高い
  • 旧型は2代目(2005年~)と3代目(2013年~)が中心
  • 時を経ても色褪せないデザインが「かっこいい」と評価される理由
  • IS350は3.5L V6エンジンによるパワフルな走りが魅力
  • ISは快適性も両立した「コンパクトFRスポーツセダン」
  • ルーツは「トヨタ アルテッツァ」で、そのスポーツ性を受け継ぐ
  • 中古車選びではメンテナンス履歴と特有の不具合箇所の確認が大切
  • 欠点として後部座席の狭さや硬めの乗り心地が挙げられる
  • 燃費はハイブリッドのIS300hが優れ、ガソリン車は性能重視
  • 海外での高い需要と「CANインベーダー」により盗難リスクが高い
  • 盗難対策には物理ロックや後付けセキュリティの併用が不可欠
  • 現行IS300hの新車価格は約527万円から
  • ガソリンモデルのIS300とV8のIS500は2025年11月で生産終了
  • 完全な新型モデルは2025年後半に登場すると予測されている
  • 総合的に見てISは所有する喜びと走る楽しさを提供してくれる一台