レクサスLBXエレガントの違いを解説!価格や内装を徹底比較

レクサスLBXエレガントの違いを解説!価格や内装を徹底比較 レクサス
LBX レクサス公式

レクサスLBXの購入を検討する中で、特に”Elegant”グレードについて、他のグレードとの違いや内装、価格は気になるポイントではないでしょうか。実際の口コミはどうか、値引きはあるのかといった購入に関する具体的な疑問から、LBXは高級ですか?というブランドイメージ、さらには人気色は何色ですか?というカラー選びまで、悩みは尽きないものです。

また、プラットフォームを共有するLBXとヤリスクロス 比較や、同じコンパクトSUVであるLBXとUXのどちらがよいですか?といった車種間の比較、そして新車だけでなくLBXの中古車という選択肢まで含めて検討したい方も多いはずです。

この記事では、レクサスLBX “Elegant”グレードに関するあらゆる疑問に、専門的な視点から分かりやすくお答えしていきます。

記事のポイント
  • LBX “Elegant”と他グレードの具体的な違い
  • 価格や装備から見る”Elegant”のコストパフォーマンス
  • ヤリスクロスやUXなど他車種との比較ポイント
  • 購入前に知っておきたい人気色や口コミの傾向

レクサスLBX エレガントの違いを徹底比較

  • グレードの違いは内装と装備にあり
  • “Elegant”の魅力的な価格設定
  • LBXの人気色ランキングとカラー解説
  • 新車購入時に値引きはある?
  • 実際のユーザーからの口コミは?

グレードの違いは内装と装備にあり

グレード違いは内装と装備にあり
クールモーターズワールド イメージ

レクサスLBXの各グレードは、それぞれ異なる個性と世界観を持っています。特に”Elegant”は、他のグレードとは内外装の素材や一部の装備に明確な違いが設定されています。

最も大きな相違点はシート素材です。”Relax”がセミアニリン本革、”Cool”が本革とウルトラスエードのコンビシートを採用しているのに対し、”Elegant”と”Active”ではL-texと呼ばれる高品質な合成皮革が用いられています。L-texは耐久性や機能性に優れ、動物性由来の素材を使用しないサステナブルな観点も特徴です。

また、ホイールサイズやパドルシフトの有無も重要な違いとなります。”Elegant”は17インチホイールが標準ですが、他の4グレードは18インチです。スポーティな走りをサポートするパドルシフトは”BespokeBuild”と”Cool”と”Relax”のみに装備されます。

これらの違いを以下の表にまとめました。

LBXグレード比較表

項目 Bespoke Build Cool Relax Active Elegant
シート素材 セミアニリン本革など
(選択式)
セミアニリン本革 ×
ウルトラスエード®
セミアニリン本革 L-tex(合成皮革) L-tex(合成皮革)
内装色 専用色含む多彩なカラー
(選択式)
ブラック&ダークグレー ブラック / サドルタン ブラック
(レッドステッチ付)
モーヴ / ソリスホワイト
ホイール 18インチアルミホイール
(複数デザインから選択式)
18インチアルミホイール
(ダークグレーメタリック塗装
+切削光輝)
18インチアルミホイール
(ダークプレミアムメタリック塗装)
18インチアルミホイール
(ダークプレミアムメタリック塗装)
17インチアルミホイール
(ミディアムグレーメタリック塗装)
パドルシフト 標準装備 標準装備 標準装備 装備なし 装備なし
ステアリング素材 本革
(カラー選択式)
本革 本革 L-tex(合成皮革) L-tex(合成皮革)
インテリアイルミ マルチカラー
(テーマアンビエント)
マルチカラー
(テーマアンビエント)
マルチカラー
(テーマアンビエント)
単色
(アンビエント)
単色
(アンビエント)
シートヒーター 標準装備 標準装備 標準装備 標準装備 標準装備
シートベンチレーション 装備なし 装備なし 装備なし 装備なし 装備なし

※上記は各グレードの標準仕様です。「Bespoke Build」は内外装の素材や色、ホイールデザインなどを約33万通りの組み合わせからオーダーメイドできるグレードのため、代表的な仕様を記載しています。
※「ウルトラスエード®」は東レ株式会社の登録商標です。
※”Elegant”は素材や装備を最適化することで、他のグレードとは異なる価値を提供します。

“Elegant”の魅力的な価格設定

"Elegant"の魅力的な価格設定
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LBX “Elegant”の大きな魅力は、その価格設定にあります。2WD(FF)モデルのメーカー希望小売価格は4,200,000円(税込)で、これはLBXの中で最も手に入れやすい価格です。

上位グレードの”Relax”および”Cool”の4,600,000円(税込)と比較すると40万円、スポーティな”Active”の4,400,000円(税込)と比較しても20万円安価な設定となっています。この価格差は、主に前述した内外装の仕様変更によって実現されています。シートやステアリングの素材変更、ホイールサイズの差異、そしてパドルシフトやマルチカラーイルミネーションといった装備の違いがコストに反映されていると考えられます。

しかし、”Elegant”は単なる廉価グレードではありません。エクステリアのデザインや基本的な安全装備、9.8インチの大型センターディスプレイといったLBXの核となる魅力は、上位グレードと全く同じです。むしろ、冬場の快適性を高めるシートヒーターは標準装備されており、内装色には専用のモダンなカラーが用意されるなど、独自の価値をしっかりと持っています。

したがって、本革シートや18インチホイールといった特定の装備に強いこだわりがなければ、”Elegant”はLBXの世界観を高いコストパフォーマンスで楽しむことができる、非常に賢い選択肢となり得ます。

LBXの人気色ランキングとカラー解説

LBXの人気色ランキングとカラー解説
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ボディカラーは車の印象を決定づける重要な要素です。ここではLBXの人気色をランキング形式で紹介し、それぞれのカラーが持つ特徴を解説します。

人気色トップ3

各種調査によると、市場で特に人気が高いのは以下の3色です。

  1. ソニッククオーツ: レクサス独自の塗装技術による美しい陰影が特徴のパールホワイト系。高級感と清潔感を両立し、リセールバリューも期待できることから、圧倒的な人気を誇ります。
  2. ブラックマイカ: ボディを引き締め、精悍な印象を与える定番のブラック。マイカ塗装による深みのある輝きが、LBXのスタイリッシュなフォルムを際立たせます。
  3. ソニッククロム: 金属の塊から削り出したような質感が魅力のダークグレー系。白や黒では物足りない、しかし奇抜な色は避けたいというユーザーに最適なカラーとして安定した人気があります。

その他の注目カラー

定番色以外にも、LBXのデザインを引き立てる魅力的なカラーが揃っています。 よりクールで都会的な印象を求めるなら、「アストログレーメタリック」がおすすめです。”Bespoke Build”でも好評なこの色は、モダンで知的な雰囲気を演出します。また、深みのある青が美しい「ディープアズールマイカメタリック」も、LBXの先進的なデザインと相性が良いでしょう。

最終的にどの色を選ぶかは個人の好みによりますが、長く乗ることを考えると、飽きが来ず、汚れが目立ちにくい色を選ぶのも一つの方法です。ディーラーで実際のカラーサンプルを確認し、様々な光の条件下での見え方を確かめることをお勧めします。

新車購入時に値引きはある?

新車購入時に値引きはある?
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レクサス車の購入を検討する際、多くの方が気になるのが値引きの有無です。基本的に、レクサスブランドでは車両本体価格からの大幅な値引きは行わないという販売方針を採っています。これは、ブランド価値を維持し、どの顧客にも公平な価格で提供するという考え方に基づいています。

そのため、「〇〇万円引き」といった直接的な値引きを期待するのは難しいのが現状です。これはLBX “Elegant”においても同様で、新車購入時に車両価格そのものが大きく下がることは考えにくいでしょう。

ただ、交渉の余地が全くないわけではありません。値引きという形ではなく、他の要素で実質的なメリットを得られる可能性があります。

例えば、フロアマットやドライブレコーダーといったディーラーオプションのサービスや、現在乗っている車の下取り価格の上乗せといった形での調整です。特に下取り車がある場合は、複数の買取専門店で査定を受け、その金額を基にディーラーと交渉することで、より有利な条件を引き出せる可能性があります。

いずれにしても、過度な値引き要求はせず、担当者と良好な関係を築きながら、オプションや下取りを含めたトータルでの支払い額について相談していくのが現実的なアプローチと言えます。

実際のユーザーからの口コミは?

実際のユーザーからの口コミは?
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レクサスLBXは、オーナーから様々な声が寄せられています。購入を検討する上で、これらのリアルな口コミは非常に参考になります。

良い点の口コミ

まず、良い点として多く挙げられるのが、そのデザイン性です。レクサスの新たなフロントフェイス「ユニファイドスピンドル」は新鮮で、コンパクトながら存在感のあるスタイリングが好評です。特に、ワイド感を強調したリアデザインを評価する声も多く見られます。

次に、運転のしやすさも高く評価されています。最小回転半径が5.2mと取り回しが良く、日本の道路事情に適したコンパクトなボディサイズは、街乗りでのストレスを軽減してくれます。それでいて、高速道路での安定性も高く、長距離移動も快適にこなせるという意見が寄せられています。

また、レクサスブランドならではの上質な乗り心地と静粛性も満足度が高いポイントです。GA-Bプラットフォームをレクサス専用に改良した効果は大きく、路面からの衝撃を巧みにいなし、静かな室内空間を実現している点が評価されています。

気になる点の口コミ

一方、気になる点として指摘されることもあります。最も多いのが、後部座席の居住性に関するものです。デザインを優先したクーペライクなフォルムのため、後席のヘッドクリアランスや足元スペースは、同クラスの他のSUVと比較してややタイトに感じるという意見が見られます。大人が長時間乗車するには、少し窮屈かもしれません。

また、搭載されている1.5L直列3気筒エンジンについて、特有の振動やエンジン音を気にする声も一部にはあります。静粛性が高い分、加速時などにエンジンの存在が感じられやすいのかもしれません。

これらの口コミから、LBXはデザインや運転のしやすさ、乗り心地を重視するユーザー、特に1人や2人での乗車がメインの方に最適なモデルであると考えられます。後席の使用頻度が高い場合は、購入前に実際に座って広さを確認することが大切です。


LBXエレガント 違いでわかる購入前のポイント

  • LBXは高級ですか?コンセプトを解説
  • 兄弟車LBX ヤリスクロス 比較
  • LBXとUXのどちらがよいですか?
  • お得に買うなら中古車も選択肢

LBXは高級ですか?コンセプトを解説

LBXは高級ですか?コンセプトを解説
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「LBXは高級車ですか?」という問いに対しては、明確に「はい、高級車です」と答えることができます。LBXは、レクサスが「サイズのヒエラルキーを超えたクルマ」をコンセプトに開発した、れっきとしたプレミアムコンパクトSUVです。

その理由は、単に価格が高いからだけではありません。車の骨格となるプラットフォームは、トヨタのヤリスクロスなどにも使われているコンパクトカー向けの「GA-B」をベースにしていますが、レクサス専用の徹底的な改良が施されています。ボディ剛性の強化や、サスペンションの再設計、静粛性を高めるための吸音・遮音材の追加など、目に見えない部分にまでコストをかけ、レクサスならではの上質な乗り心地と走り「Lexus Driving Signature」を追求しています。

内外装のデザインや質感も、高級車そのものです。エクステリアはどの角度から見てもレクサスと分かる存在感を放ち、インテリアには質感の高い素材が惜しみなく使われています。9.8インチの大型ディスプレイや最新の予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」が標準装備されるなど、先進技術も充実しています。

したがって、LBXはコンパクトなサイズの車でありながら、その中身は紛れもなくレクサス品質の高級車であり、小さな高級車という新しい価値を提案するモデルなのです。

兄弟車LBXとヤリスクロス 比較

兄弟車LBXとヤリスクロス 比較
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レクサスLBXとトヨタ ヤリスクロスは、GA-Bプラットフォームという基本骨格を共有する兄弟車と言えます。しかし、両者は目指す方向性が全く異なり、その違いは多岐にわたります。

デザインと内外装の質感

まず、見た目の印象が大きく異なります。LBXはレクサスのデザインフィロソフィーに基づき、低重心でワイドなスタンスを持つ洗練されたスタイリングです。内装も、上質な素材と丁寧な作り込みでプレミアムな空間を演出しています。

一方、ヤリスクロスはよりアクティブで機能的なデザインが特徴です。内装は実用性を重視したレイアウトで、素材もコストを意識したものが中心となります。

パワートレインと走行性能

パワートレインも異なります。LBXはシステム最高出力136PSを発生する1.5Lハイブリッドシステムを搭載し、モーターアシストを強化することで、よりダイレクトで力強い加速感を実現しています。駆動方式はFFと、緻密な制御が可能な電動式四輪駆動「E-Four」が選択できます。

対するヤリスクロスは、ガソリン車とハイブリッド車をラインアップ。ハイブリッド車のシステム最高出力は116PSで、燃費性能を重視したセッティングです。

項目レクサス LBX (HEV)トヨタ ヤリスクロス (HEV)
システム最高出力100kW (136PS)85kW (116PS)
駆動方式2WD(FF) / AWD(E-Four)2WD(FF) / 4WD(E-Four)
価格帯(HEV/税込)420万円~204.6万円~
コンセプトプレミアム・上質実用性・コストパフォーマンス

ターゲット層と価格

このように、LBXは走行性能や内外装の質感、静粛性といった「感性的な価値」を追求したプレミアムカーです。そのため、価格帯も400万円台からと高めに設定されています。

一方で、ヤリスクロスは優れた燃費性能と使い勝手の良いパッケージングを、手頃な価格で提供する実用的なコンパクトSUVです。どちらが良いというわけではなく、車に何を求めるかによって最適な選択が全く異なる2台と言えます。

LBXとUXのどちらがよいですか?

LBXとUXのどちらがよいですか?
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レクサスブランド内でLBXと比較検討されることが多いのが、同じくコンパクトSUVの「UX」です。この2台はサイズ感や価格帯が近いですが、明確なキャラクターの違いがあります。

まずボディサイズですが、UXの方がLBXよりも一回り大きくなっています。

項目レクサス LBXレクサス UX
全長4,190 mm4,495 mm
全幅1,825 mm1,840 mm
全高1,545 mm1,540 mm
パワートレイン1.5L HV2.0L HV / EV
価格帯(HEV/税込)420万円~455.9万円~

このサイズの違いは、特に後席や荷室の広さに影響します。より広い室内空間や積載性を求めるのであれば、UXに軍配が上がります。

パワートレインの選択肢もUXの方が豊富です。LBXが1.5Lハイブリッドのみであるのに対し、UXはよりパワフルな2.0Lハイブリッドと、完全な電気自動車(EV)であるUX300eをラインアップしています。力強い走りや、電動車ならではの静かで滑らかな走行フィールを求めるなら、UXが魅力的な選択肢となります。

一方で、LBXの魅力は、よりコンパクトなことによる取り回しの良さと、新しいモデルならではの先進性にあります。例えば、高度運転支援技術「Lexus Teammate」はLBXにはオプション設定がありますが、現在のUXには設定がありません。

まとめると、街乗り中心で最新の装備やデザインを重視するならLBX、後席の使用頻度が高く、よりパワフルな走りやEVという選択肢を視野に入れるならUXが適していると考えられます。

お得に買うなら中古車も選択肢

お得に買うなら中古車も選択肢
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レクサスLBXを少しでもお得に手に入れたい場合、中古車市場に目を向けるのも一つの有効な手段です。特に、レクサスが自ら展開する認定中古車「CPO(Certified Pre-Owned)」は、質の高い車両を安心して購入できるためおすすめです。

最近の市場を見ると、走行距離が数千km程度の車両が支払総額400万円台後半から500万円台で流通しており、新車価格と比較すると数十万円程度安価に購入できる可能性があります。中には”Elegant”グレードが400万円台半ばで見つかることもあり、魅力的な選択肢となっています。

レクサスのCPO車両は、厳しい基準をクリアした高品質な車両のみが取り扱われ、2年間・走行距離無制限の保証が付帯します。新車と見紛うほどのコンディションの車両も多く、新車にこだわらないのであれば、非常に満足度の高い購入方法と言えるでしょう。

ただし、中古車は一点物であり、希望のグレードやカラー、装備の車両が常にあるとは限りません。希望の条件に合う車両が見つかった場合は、早めに検討を進めることが大切です。

総括 LBXのエレガントは違いを理解して選ぶ

ここまで、レクサスLBXの”Elegant”グレードと他のグレードとの違いを中心に、様々な角度から解説してきました。この記事で解説した重要なポイントを以下にまとめます。

  • “Elegant”はLBXの中で最も手に入れやすい価格のグレード
  • 上位グレードとの価格差は主にシートやステアリングの素材の違い
  • “Elegant”のシートは高品質な合成皮革L-texを採用
  • 内装色には専用の「モーヴ」と「ソリスホワイト」が設定される
  • パドルシフトは装備されないがシートヒーターは標準装備
  • 本革シートにこだわらなければ”Elegant”はコストパフォーマンスに優れる
  • レクサスは車両本体からの大幅な値引きは基本的に行わない
  • 口コミではデザイン、乗り心地、運転のしやすさが高評価
  • 気になる点としては後席の広さや3気筒エンジンの音が挙げられる
  • 人気色はソニッククオーツ、ブラックマイカ、ソニッククロムがトップ3
  • LBXは「小さな高級車」というコンセプトを体現したモデル
  • 兄弟車ヤリスクロスとは目指す方向性が全く異なるプレミアムカー
  • UXと比較するとLBXはよりコンパクトで取り回し重視の設計
  • 中古車、特にレクサス認定中古車(CPO)も賢い選択肢の一つ
  • 自身の価値観や使い方に最も合うグレードを選ぶことが重要